終わりなきべっ甲ネイルの旅
べっ甲ネイル、何回やっても自分の理想に辿り着けない。ニュアンスネイルとの境目もわからない。やればやるほどさらにわからなくなるし、「べっ甲 とは」でググりたくなるし、実際毎回ハッシュタグ検索してるけど結局迷走に次ぐ迷走を繰り返す日々。
それでもなぜか秋が近づくとやりたくなる、それがべっ甲ネイル。
今回はそんな終わりなき、もとい、始まりも終わりも見えないべっ甲ネイルの話です。簡単に言うと、特に参考にもならないセルフ反省会です。
そもそもべっ甲とは?
他の王道デザインと同じように、べっ甲ネイルするぞ! となったら「べっ甲」とか「べっ甲ネイル」とかで毎回ハッシュタグ検索するわけなんですけど、そもそもべっ甲って何なのかよくわからないままピアスとか可愛いな〜つって見てたんですよね。で、この度ようやくググりまして。
へ〜亀の甲羅! ふ〜ん……エッ……剥がして……エッ……グロ……
なんでかずっと琥珀的な立ち位置だと思い込んでたんですけど、どうやら象牙とか毛皮とかの類なんですね。そりゃ本物が高価なわけですよね。
本物の画像検索を見る限り、クリアオレンジに黒〜茶の間くらい、褐色? の斑点っぽいのがランダムに混ざってるものが基本的なべっ甲で、斑点の無いクリアオレンジ1色のものは白べっ甲と言うみたいです。
(白べっ甲……一時期流行った白地に黒斑点のアレは……一体何なのか……?)
話が逸れました。
結局、調べてもべっ甲模様といえばコレ! みたいなものは無くて、むしろ模様がひとつひとつ違うところがべっ甲の良さみたいな、そういう……つまりニュアンスネイルの難しさと一緒なんですよね。そう! 正解が無いのが1番つらい!
でもやっぱり自分の中のべっ甲ネイルといえばコレ! みたいなやつが欲しい……というわけで、チップ練習から始めることにしました。
ビギナーズラック感がすごいチップ練習
1年前くらいにね、珍しくチップ買ってきて練習したんですよね。基本行き当たりばったり見切り発車のネイルしかやらないんですけど、べっ甲ネイルは上手く出来る気が全くしなくて。
5個やってみました。
ビギナーズラック感が漂いつつも、おっ? 良いんじゃない? と思えたのが、左から2番目と4番目。
左側2つは縦に濃い色を2本モヤモヤ〜とさせるイメージ、残りは適当にモヤモヤさせただけ。この頃はまだNE-23を持っていなくて、ネイルホリックのクリアオレンジ(OR204)を使っていました。手持ちのWGを混ぜて茶色を作ってモヤモヤさせつつ、多分記憶が間違っていなければWGG-1辺りの細かいラメを間にフワッと塗っている気もする。
よく見るべっ甲ネイルは左から4番目かなあと思うんですけど、これをもう1回できる自信が無い。マジ一期一会。
蛇足に次ぐ蛇足! 迷走するべっ甲ネイル2018
自分の中の理想というか基準がチップでできたので、それを元に早速やってみたわけです。と、言いたいところなんですけど。
なんでなのか、今となっては全くわからないんですけど、なぜかオーロラ系のスクエアホロとラメが入ってるポリッシュをね……塗り重ねちゃいましたね……。
蛇足!
しかも最後に塗り重ねちゃって、奥行きzero〜!
ここで自分にはやっぱり無理なやつだったな……と猛省し、暫しべっ甲ネイルから離れることに。しかし人間って2ヶ月も経つと色々忘れるわけですよ。しかも2018年の夏〜秋といえばほら、メチャメチャ流行ったじゃないですか。
はい、囲みべっ甲です。
見た感じから想像容易だと思うんですけど、触り心地メチャメチャゴツゴツしてます。触るのちょっと楽しくなるレベルです。厚塗りし過ぎたからなのか、2日くらいで剥がれました。
範囲が少ないので、前回のオーロララメ&ホロを入れちゃったやつの方が良さそうな気がして(は?)、またもギラギラさせてますね……う、う〜ん!? 思ってたんと違う!
ちなみにチップにも練習しました。そう! 流行ってたからね!
こっちは分厚くならないように少しずつフチ部分だけ塗り重ねてます。チップだから筆も使わず刷毛でぺぺっと。青がお気に入り。
(青べっ甲とは……?)
この頃にはNE-23も手に入れてたので少しはやりやすくなってた気がします。そして秋らしい気候にもなってきた9月、やっぱりべっ甲ネイルがやりたくて再リベンジ!
金箔入ってるべっ甲ネイルをインスタでたくさん見かけたのでやってみたわけです。
当時のやり方をインスタでちゃんとまとめていたので以下に載せます。
⑴NE-23 Tropical Mangoを1度塗りして硬化
⑵WG-25 Vintage BordeauxとNE-70 Deep Greenを1:2くらいで混ぜて濃茶色を作る
⑶⑵をかすれるくらい少なめに太筆にのせて塗りたい辺りにポンポンと
⑷⑵を太筆の筆先にたっぷりのせて濃いめにしたい辺りに上塗り
⑸良い感じになるまで⑶⑷を繰り返して硬化
※失敗したら、拭き取った筆や使ってない筆でササっと失敗箇所を取り除く
⑹金箔ホイルを小さめにカットしてなんとなく貼る
⑺WG-P2 Sakura Windを薄く真ん中縦に塗り、硬化
⑻NE-23 Tropical Mangoを1度塗りして硬化
金箔ホイルを小さめにカット……? 金箔……デカくない……? なんとなく貼る……?
間違いなく反省点、そこ。
そもそも自分の爪の大きさ過信してるんですよね。インスタで見かけた素敵なべっ甲ネイル達の爪と同じサイズでカットしたんだと思います。ぼかし方も当時は100点と思ってたんですけど、今見るとスーパー微妙。
う〜ん、反省点しか無い!
そんなこんなで2018年のべっ甲ネイルは終わりました。
成長が見え……ない!? べっ甲ネイル2019
暑くて朦朧としながら、なぜか突然「べっ甲ネイルやりたい!」となった2019年8月。
多分好きなネイルサロンのインスタ見ながら、ニュアンスっぽいべっ甲ネイルも良いのでは? と思ったからなんですけど、そもそもニュアンスネイルもよくわからないのにね! 案の定いつもの見切り発車でやりました。
オーロラパウダーネイルの反対側です。
塗ってる間は、おっ? 良いんじゃない? ニュアンスっぽくな〜い? ってなってたはずなのに、写真撮ったら思ってたんと違う感が凄くて。
奥行きを出すためにペタペタ何回もつけたホイルがね……やっぱり蛇足ですよね……。
最終的には薬指のシルバーラメだけの方が良くない? っていう。あと5本全部べっ甲にしたのも反省点ですね。暑苦しさがすごい。しつこい。
親指のシンプルなニュアンスっぽい感じはお気に入り。
NE-23をベースに1度塗り→硬化→WG-25を多めにとってグニャグニャ〜とニュアンスっぽく塗って、NE-17とNE-75でちょっとぼかす→硬化→NE-23を1度塗り→硬化→NE-8のシルバーラメをふわっと→硬化
の流れ、のはず。
なんで毎回奥行きに満足できてないのに最後にラメとか塗るんですかね? 自問自答してしまう。
これはNE-49が塗ってみたくて、左手にワンカラーで塗った後にべっ甲ネイルにも使えそうだな〜と思って右手にやってみたやつ。
NE-23をベースに1度塗り→硬化→小さくちぎった金箔をパラパラのせる→NE-49、WG-25、NE-75、NE-49の順番でモヤモヤさせながら塗る→硬化→NE-23を1度塗り→硬化
の順番です。金箔は小さく小さく、前々回の反省を踏まえたつもり。
うーん……べっ甲って……何だっけ……?
塗ってる間はNE-49の透け感のある紫とラメがチラチラ見えて良い感じでは? と思ってたはずなのに、いざ写真に撮ってみるとやっぱり違う気がしてしまう。多分爪の先部分はやりすぎくらいの濃いめなのに根元部分は極端に薄いっていう雑なモヤモヤ感がいけないような。
成長が見えなくてつらい。
べっ甲ネイルのポイントは「やり過ぎない」?
本当にただのセルフ反省会にしかなってないんですけど、なんとなく見えてきたべっ甲ネイルのポイントをまとめます。
- 全部の指をべっ甲にするとしつこいのでやらない(あたりまえ)
- モヤモヤし過ぎるとべっ甲にならない(あたりまえ)
- ラメや金箔、ホイルなどで奥行きを出したいなら最後にやらない(あたりまえ)
……あたりまえなことしか言ってなくない?
ニュアンスネイルもそうですけど、やっぱりべっ甲ネイルもやり過ぎないことが1番大切なポイントのような気がします。あと奥行き、とっても大切。
次回のべっ甲ネイルこそ満足したい。これぞべっ甲ネイル! を誰か教えてほしい。